
Roar of the Celestial Dragon
2024
- 天体の種類
- 星雲
- 撮影データ
- Takahashi FSQ-106ED · ZWO ASI6200MM Pro
- 総露出時間
- 31.7h
NGC 6188 & NGC 6164 天龍の咆哮
NGC 6188 と NGC 6164 は、さいだん座にある有名な一対の天体で、互いの間隔はおよそ150光年です。NGC 6188 は輝線星雲で、地球からおよそ4,000光年の彼方にあります。この星雲は大きな分子雲の縁に位置し、そこに埋もれた若い星々はさいだん座OB1アソシエーションに属しています。これらの星は数百万年前に生まれ、強烈な紫外線と恒星風を放って周囲のガスを照らし、風変わりな形を生み出しました。星々の誕生は、前の世代の大質量星による超新星爆発と恒星風がきっかけとなったものと考えられています。
NGC 6164 は比較的珍しい輝線星雲で、地球からおよそ4,200光年。この星雲は一つの大質量O型星によって生み出されたもので、明るい中心星を取り巻く対称なガスの殻と、淡い光輪を備えています。見た目は多くの惑星状星雲によく似ていますが、その成り立ちは異なります。
この二つの天体はともに壮観な宇宙の画布を織りなし、星の誕生と進化の複雑な過程を映し出しています。NGC 6188 と NGC 6164 は天文ファンに人気の観測対象であるだけでなく、恒星進化を研究する科学者にとっても貴重な資料を提供しています。この一帯の恒星風と超新星爆発が新たな星形成の波を引き起こし、そうした営みが今も星雲の形と構造をかたちづくり続けているのです。
Takahashi FSQ-106ED
ZWO ASI6200MM Pro
10Micron GM1000 HPS
Chroma Hax72 O3x65 S2x53, 600s
総露出時間:31.6時間