
NGC 1672 – The Barred Spiral Galaxy in Dorado
2026
- 天体の種類
- 銀河
- 撮影データ
- Planewave CDK17 · SBIG STXL-11002
- 総露出時間
- 27h
NGC 1672 かじき座の棒渦巻銀河
地球から約6000万光年、直径はおよそ7万5000光年で、近傍宇宙のなかでもとりわけ構造の壮観な銀河の一つです。もっとも目を引くのは、銀河の中央を横切る長い棒状構造で、その長さは約2万パーセクに及びます。棒の両端からは優雅で対称的な渦状腕が延び、銀河全体に、まさにお手本のような魅惑的な棒渦巻の姿を与えています。
高解像度の画像では、渦状腕に沿ってピンク色の輝線星雲と若い星団が数多く散らばっているのが見て取れ、この銀河が今なおかなり活発な星形成の段階にあることを示しています。その核はセイファート2型の活動銀河核に分類され、超大質量ブラックホールを秘めている可能性があり、周囲を激しいスターバースト領域に取り囲まれていて、銀河全体が明るくも躍動感に満ちた姿を見せています。NGC 1672 は、棒状構造がどのようにしてガスを銀河の中心へと運び、ひいては星形成と銀河の進化を引き起こすのかを研究するうえで、重要な事例となっています。
天体写真を撮る者にとっても、その鮮やかな長い棒と優雅に広がる渦状腕は、この銀河を空のなかでもきわめて魅力的な対象の一つにしています。
Planewave CDK 17"
SBIG STXL 11002 with AOX
Paramount ME
Astrodon 50mm LRGB
Lx22, Rx21, Gx21, Bx17 1200s
総露出時間:27時間
撮影地:El Sauce, Chile
処理ソフト:PixInsight, Photoshop