
M20 Trifid Nebula
2025
- 天体の種類
- 星雲
- 撮影データ
- ASA 500N · FLI ML16803
- 総露出時間
- 2.8h
M20 三裂星雲
三裂星雲はいて座に位置する、宇宙の深みに浮かぶ「星間の花」で、地球からおよそ3,000〜5,000光年の距離にあります。1764年、フランスの天文学者シャルル・メシエによって発見され、3本の暗い塵の帯によって3つの部分に切り分けられ、まるで3片に裂けた一輪の花のように見えることから、「三裂」の名がつきました。
この星雲がとりわけ魅力的なのは、一度に3つの姿を見せてくれるからです:
- 赤い輝線星雲:水素が若い恒星の強烈な紫外線に照らされ、鮮やかな赤い光を放ちます。
- 青い反射星雲:きめ細かな塵の粒子が、鏡のように星の光を反射し、夢のような青い光の輪を散らします。
- 黒い暗黒星雲:濃密な塵が影をつくり、まるで花びらを切り裂く裂け目のようです。
この星雲の直径はおよそ40光年で、そのなかで1,000個を超える若い恒星が誕生しました。なかには太陽の20倍もの質量に達する恒星もあります。そのため、この星雲は宇宙のなかの芸術作品であるだけでなく、天文学者が「恒星の誕生」を研究する天然の実験室でもあります。
アマチュア天文ファンにとって、三裂星雲は夏の夜空のみどころのひとつです。小型の望遠鏡さえあれば、その独特の色彩と構造を垣間見て撮影することができ、まるで銀河のなかに咲きほこる一輪の宇宙の花を、その目で見ているかのようです。
ASA 500N
FLI Proline 16803
ASA DDM85
Astrodon 50mm RGB
Rx12, Gx13, Bx8, 300s
総露出時間:3時間
撮影地:ChileScope