
Large Magellanic Cloud
- 天体の種類
- 銀河
- 撮影データ
- Sigma 135mm F1.8 DG HSM (Art) · QHYCCD QHY600PH C
- 総露出時間
- 5.5h
大マゼラン雲 Large Magellanic Cloud
大マゼラン雲(LMC)は、南半球の空で最も目を見張る天体風景のひとつです。天の川銀河最大の伴銀河であり、私たちからわずか16万光年の距離にあり、局部銀河群(アンドロメダ銀河、天の川銀河、さんかく座銀河、そして大マゼラン雲を含みます)のなかで4番目の規模を誇ります。LMCの大部分はかじき座という南天の星座のなかにありますが、一部はさらに南のテーブルさん座にまで広がっています。LMCの美しさを楽しむには、北緯20°より南にいる必要があります。そしてLMCが最も高く昇ったとき、せめて空の中央あたりで見たいなら、南緯25°ほどの場所にいる必要があります。
LMCのなかで、棒渦巻構造の名残を別にすれば、なんといっても人を惹きつけてやまないのが、そのなかにあるタランチュラ星雲です。タランチュラ星雲(NGC 2070)は大マゼラン雲の中(本画像では中央やや右下)に位置し、双眼鏡や小型望遠鏡でも、星雲から外へ伸びる明るいガスの環がはっきりと見え、まるで巨大なクモのようです。見かけの大きさは満月とほぼ同じですが、実際の直径は1520光年もあり、オリオン大星雲よりも大きいのです。さらにタランチュラ星雲は、星々が生まれる重要な領域でもあります。観察すれば、その中心に位置する星団かじき座30を見ることさえできます。1987年には、大マゼラン雲内で超新星1987Aが出現し、この爆発はタランチュラ星雲のごく近くで起こりました。超新星1987Aは最大光度2.8等に達し、1604年以来、地球上で観測できた最も明るい超新星でした。さらに驚くべきことに、肉眼で見える状態が10か月もの長きにわたって続いたのです。
Sigma 135mm F1.8 DG HSM (Art)
QHYCCD QHY600PH C
Avalon M-zero HQ
IDAS HEUIB-II
総露出時間:5.5時間
処理ソフト:PixInsight, Photoshop