星をバッチで除去する方法:ImageContainer を使う
彗星を処理するときや、大量の画像を一枚ずつ星の除去にかける必要があるとき、一枚一枚手作業で処理するのは実に大変です。この記事では、PixInsight で ImageContainer と StarNet を組み合わせて星をバッチ除去する方法を説明します。
先に前提を述べておきます。ここでは StarNet を例にします。というのも StarXTerminator(SXT)にはバッチ機能が内蔵されており、SXT を使うならこの ImageContainer のやり方をわざわざ使う必要はないからです。
操作手順
- ImageContainer を呼び出す:PixInsight のワークスペースで右クリックして ImageContainer を呼び出し、星を除去したい画像をすべて読み込みます。
- 出力パスを設定する:ImageContainer にファイルの出力パスを設定します。星を除去したあとの画像はここに保存されます。
- StarNet を設定する:StarNet を開き、必要なオプションにチェックを入れます——たとえば「Linear data」や「Create star mask」など。
- ドラッグして実行:ImageContainer の右下にある三角形を、StarNet プロセスウィンドウの下部へドラッグすると、一枚ずつ自動で実行が始まります。


注意すべき二つの点
第一に、星ファイルはメモリを消費します。 ファイルの出力パスには「星を除去したあとの画像」しか入りません。ですが「Create star mask」にチェックを入れていると、これらの星画像はワークスペースに直接開かれます。一度に読み込む画像の量が多すぎると、メモリ不足を引き起こし、後続の星ファイルが開けずにそのまま消えてしまうことがあります。
対策は、一度に適量のファイルだけを入れてメモリが溢れないようにし、複数回に分けて実行すること。あるいはいっそ物理メモリを増設することです。
第二に、星ファイルは手動で保存する必要があります。 ワークスペースに開かれたそれらの星ファイルは、一つずつ手動で保存しなければなりません。この手順は少し面倒ですが、保存を忘れないようにしましょう。
まとめ
バッチ星除去の核心は、ImageContainer で複数の画像を StarNet に渡して自動処理させることです。メモリが溢れないよう「一度に何枚入れるか」を加減し、別途生成された星を手動で保存するのを忘れなければ、一枚ずつ処理する手間を大幅に省けます。SXT を使っているなら、内蔵のバッチ機能を直接使うほうがさらに便利です。