インテグレーションの画像重み付け:NSG、PSF Signal Weight、APP の比較
インテグレーションの前に、ソフトは各サブフレームの品質に応じて異なる重みを与えます。良い画像は重みが高く、インテグレーションの際により多くのピクセルで貢献し、悪い画像は重みが低く、貢献が少なくなります。この「重みの評価」が正確かどうかは、最終的なインテグレーション画像の品質に直接影響します。本記事では、いくつかのよくある重み付けツールのふるまいを比較します。
比較の対象
下図は三種類の評価方式を比較したもので、対象は「小さなシステム、アンダーサンプル、一部に雲が含まれる」データに対して、インテグレーションの前にそれぞれが与えた画像の重みです:
- NSG:Normalize Scale Gradient Script
- PI PSF SW:PixInsight の ImageIntegration プロセスにおける PSF Signal Weight
- APP:Astro Pixel Processor

(上図の画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=KUtkg14dj6A)
結果
NSG と最新版 PI のデフォルトの PSF SW が与える画像の重みはかなり近く、雲入りの画像に対しては、どちらもかなり低い重みを与えます——これは私たちが期待する正しいふるまいです。
ところが APP は重みを与えるとき、以前の PI の SNR 評価と似た問題を見せました。雲入りの画像に対して、かえってかなり高い重みを与えてしまうのです。これでは当然、品質の悪い画像を過剰に取り込むことになり、最終結果の足を引っ張ってしまいます。
実務上のアドバイス
したがって、今の時点で APP を使ってインテグレーションするなら、「一部に雲がある」あるいは「一部が光害の影響を受けた」画像については、あらかじめ手動で削除しておかないと、それらが誤って高い重みを与えられるのを避けられません。
一方、重みの評価に NSG や PI の PSF SW を使っているなら、わざわざこれをする必要はありません——これらのツールは、すでに問題のある画像を正しく見分けて、その重みを低く抑えられるからです。